株式会社ESF

2020.05.13

自然な美味しさ! ユニークな世界の五大原始料理


はるか昔、火を使うことを覚えた人類は料理することを覚え、さらに美味しく食べるための様々な工夫が始まり、それは現在に至るまで人類の果てしなき好奇心に彩られています。 

  1. ニュージーランド・マオリ族の「ハンギ」 

ほとんどすべての大陸には、地中で料理する原始料理のスタイルがあります。このニュージーランド・マオリ族の「ハンギ」は、たくさんの石をたき火で熱しハンギという穴に敷き詰めます。そして、その上にバナナの葉で包んだ狩猟肉や野菜を置いて、その上を木や土で覆い、じっくり蒸らします。ワクワクしながら3時間ほど待つ時間はどんなに楽しい時間だったことでしょう。食べ物を掘り起こし、ほっこり蒸しあがった香ばしい「ハンギ」は、調味料などは一切使わずに本当に自然な食材の味が染み渡っています。こんな美味しい料理法を一体誰が最初に考え出したのでしょう。マオリ族といえばラグビー、オールブラックスが試合前に行う「ハカ」が有名ですよね。

2. ラテンアメリカの「セビーチェ」 

「セビーチェ」はペルーの国民的料理であり、同時にラテンアメリカ諸国太平洋岸沿いの国々でとても人気がある伝統料理です。沿岸で獲れた新鮮な魚介類や野菜をレモン果汁でマリネして香辛料を加えるというシンプルな料理法は、実は太平洋の反対側サイパンの「クラエゲン」、トンガの「オタイカ」、フィリピンの「キニラウ」などに見られ、環太平洋料理とも言える壮大なスケールを感じさせる料理です。地元で採れた山の幸、海の幸が様々に盛り込まれた最高にバランスの良い料理とも言えるでしょう。

3. 中国発祥の「塩釜焼き」 

2000年前の中国に登場する料理法で、海塩が豊富な日本にも伝わり発展しました。主に魚を、大量の塩を卵白で練り上げたものに包んで土中や土器の中のオーブン効果で焼き上げるこの料理法は、食材自身に含まれる蒸気で調理するため栄養分が全く逃げることがなく、周りの塩が熱や味を食材に均等に分散させるため実に美味でまろやかです。お客様の前で塩の殻を割って見せるドキドキ感いっぱいのパフォーマンスはテーブル・エンターテインメントの始まりだったのでしょうね。 

4. フランス/スペインの「コンフィ」 

コンフィは、ガチョウやアヒル、ブタなどの肉を長時間その油脂とともにコトコト煮て冷まし凝固した油脂の中でそのまま保存するという、元々は冷凍技術のない時代の保存法として重宝された料理です。同じような料理法がヨーロッパ、中東、北米などにもみられ、地方によって様々な発展をしています。 

伝統的にフランス南西部ピレネー山脈近辺で発達したこの料理法は、ニンニクやハーブで塩漬けにした素材をコンフィにして保存しておけば、長く厳しい冬の期間でも美味しい肉料理を堪能できることから発展しました。同様に果物を砂糖漬けにしたものもコンフィと呼ばれます。 

5. タイ/東南アジアの「カオラム」 

名前は「カオラム」。竹筒料理は米や竹の生育するタイをはじめとする東南アジア地域の伝統料理法です。竹筒の中に餅米や黒豆などの具材、ヤシ砂糖(パームシュガー)とココナッツミルクを入れて、バナナの葉で包んで入れ、ヤシ殻の火で炊き上げるこの料理は何か何までまさに東南アジアの自然そのものです。餅米、ココナッツとヤシ砂糖のおかげで甘く粘りがあり、竹の風味も加わります。想像するだけで美味しそうですよね。